
2014年の開墾以来、七年間に渡り、ご支援をいただきました笠間ワインの丘ですが、この春を持って、閉園することとなりました。また、それに伴いまして、ワインのほうも、2019年の醸造をもちまして終産となります。
今まで、ご支援をいただきました皆様には、心より御礼申し上げます。
なお、販売につきましては、直売店の他、笠間市のワインショップすずき様、生活共同組合様、通信販売(6月20日より開始予定)にて、お買い求めいただけますので、引き続きご愛飲いただければ、大変ありがたく思います。
2014年、一反の畑を借り受け、一人でワイン用のブドウ苗木“富士の夢”を植え始めました。その後、手助けしてくれる仲間と共に面積を増やし、北天の雫、メルロー、シャルドネ等の増品種にも取り組みました。また、2016年の第0回笠間ワインまつりから昨年まで4回のワインまつりの開催や、様々なイベントを通して、身近でふれあいの出来るワイン作りを目指してきました。ご参加いただいた皆様との触れ合いは、励みにもなり、大いに元気付けられました。
しかし、ワイン事業の今後につきまして、検討いたしました所、このまま継続するのは非常に厳しく、誠に残念ながら事業継続を断念する結論に至りました。ぶどうの樹もすでに抜き終わり、お借りしていたぶどう畑も返却いたしました。
2019年産の“まほろ のば”が、まぼろしのワインとなる前に、ぜひ、ご愛飲いただき、記憶に残るワインとして、笠間ワインの丘の風景とともに、心の隅に留めていただければ、望外の幸と思います。
皆様のご厚誼に、厚く御礼申し上げます。
令和二年5月31日
(株)笠間ワインを楽しむ会 代表 塙 博光